全国在宅療養支援診療所 連絡会第1回全国大会

一般社団法人全国在宅療養支援診療所連絡会

ごあいさつ

 高齢化の進展に追いつくべく、わが国では、在宅医療提供体制を急速に整備しなければならない時代を迎えております。
 現在、在宅医療を担う医療機関は、伝統的なかかりつけ医型、外来機能を持つ午後から地域型、外来機能を持たない在宅特化型、さらには病院からの往診型、施設在宅特化型などと非常に多様化しております。日本の在宅医療提供体制全体を考えるとひとつの類型だけが在宅医療をささえ、他の類型はいらないというのではなく、各々の機能を伸ばしつつ在宅医療機関同士の適切な連携も不可欠となっているといえるでしょう。


 また一方で大都市、地方都市、離島や僻地など地域毎に、在宅療養を支える社会資源の充実度にも格差があります。さらに個々の在宅患者においては、いわゆる虚弱高齢者だけでなく、認知症や神経難病や悪性腫瘍など原疾患によってかかわり方も大きく異なるという特徴があります。


 つまりどの類型の医療機関がどの地域で、どのような患者を診ていくとしても、いずれの場合でも、医師一人で対応することはおよそ困難な状況にあります。地域の実情に応じて、さまざまな類型の在宅医療に熱心な診療所などの医療機関がそれぞれの機能を発揮しつつお互いに連携し、地域の課題を共有化しながら、あらゆる疾病や障害に対応できる在宅医療をあまねく提供できるようにする時代になったといえます。


 本来、在宅生活は非常に個別性を持っています。それをささえる在宅医療も多様であるべきだと考えます。いずれかの在宅医療だけが優れているというのではなく、様々な在宅医療の形態を認めつつ、お互いの理解を深め、連携する姿勢こそが必要なのです。


 つきましては、第2回全国大会では、「療養の個別性とそれを支える在宅医療の多様性」というテーマで、様々な在宅医療のあり方を再度見つめていきたいと思います。
 内容は第1回全国大会の企画をおおむね踏襲し、記念シンポジウムを中心に、論点の整理を目指したシンポジウム(サピアホール使用)と運営的視点をふまえてのシンポジウム(サブホール使用)の2つのラインを中心に、そのほか、世界の在宅医療状況や教育的話題のランチョンセミナー、企業展示などで本会を進められたらと思います。
 是非多数の方のご参加を心よりお待ちしております。


平成26年10月吉日


全国在宅療養支援診療所連絡会
第2回 全国大会事務局