一般社団法人全国在宅療養支援診療所連絡会

理事紹介

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二ノ坂 保喜

 福岡市にのさかクリニックの二ノ坂 保喜です。

 長崎出身、長崎大学を卒業後、外科、救急の研修、地域医療の実践を経て、96年現在のにのさかクリニックを開業しました。

 長崎県の僻地で地域医療の取り組む中で、在宅医療、生活を支える医療の重要性を知り、88年福岡での勤務医時代から、在宅医療に取り組み始めました。当時はまだ訪問看護ステーションも介護保険もなく、地域の診療所、病院の医師や看護師、PTたちとネットワーク研究会を立ち上げ、試行錯誤で在宅ケアの方向を模索していました。

 その中で経験を積み重ね、在宅での看取りにも取り組む中で、支えるケアとしての在宅ケアの意味を再認識してきました。在宅ケアとは、


 1) いのちを最期まで支える。

 2) 自己決定を支える。

 3) 家族を支える。

 4) スピリチュアリティを支える。

 5) 地域で支える。


 これが、「支えるケアとしての在宅ケア」の5つの柱だと考えています。2009年3月には、ビルクリニックから新築のクリニックに移転し、新たな地域医療の広がりに挑戦しています。

 地域の中での開業医の役割が大きく変化していく中で、在宅医療はその重要なポイントになるでしょう。国民の望む在宅ケアを提供するには、在宅ケアの質の保証と透明性の確保が必要です。そのためには、複数の医師での在宅ケア、訪問看護ステーションなど他職種、多職種との連携が必要です。地域での連携、全国との連携も重要です。

 在宅療養支援診療所が、次代の地域医療を支える柱となることを願っています。