一般社団法人全国在宅療養支援診療所連絡会

理事紹介

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長尾 和宏

  兵庫県尼崎市の長尾クリニックの長尾和宏と申します。尼崎の地で開業して20年。外来診療と在宅診療の両方に従事しています。医学部1年生のときから長野県下伊那郡浪合村という無医村で現在の在宅医療のまねごとのようなことをしていました。しかし年ばかり取って気がついたら55歳になってしまいました。24時間365日がちょっと辛くなってきましたが、頑張って携帯電話を枕元に置いて寝ています。

  私は「平穏死10の条件」や「抗がん剤10のやめどき」などの書籍でも在宅医療の啓発を行ってきました。また(社)日本尊厳死協会というリビングウイルの啓発団体や日本慢性期医療協会という主に病院の会の仕事もしていて、本連絡会の中では変わりものだと思いますがよろしくお願い申し上げます。


  さて、近畿地方は在宅医療の盛んな土地だと思います。奈良県ががんの在宅看とり率は常にトップクラスですが私のいる兵庫県も高い方です。聞くところによると奈良県が訪問看護の発祥だとか。光明皇后が訪問看護を受けていたそうです。

  一方、京都は、京都府医師会が中心となって在宅と病院とのネットワーク造りに先進的に取り組んでおられます。また大阪市浪速区のブルーカードシステムは、救急をも巻き込んだITを駆使した病診連携システムとして有名です。近畿在宅医療推進フォーラムでは、毎年、関西らしく型にとらわれない分かり易い試みをして在宅医療の啓発を目指してきました。キーワードは「笑い」と「楽しむ」でしょうか。

  今後、日本の医療の柱は在宅医療になると確信しています。これは医療費削減などではなく、まさに人間復興、ルネッサンス、医療革命です。そんな中、わたしたち近畿の2府4県の支援診療所が一丸となって頑張っていけたらと強く願っています。